小淵沢には、う〜に〜の実家があるので、年に何度も顔を出す。
しかし行く店、遊ぶ場所はだいたいいつも決まっている。
そこで今回はワンパターンを打破すべく新しい場所を探し、いろいろ新しい発見をしたのでした。


 8日ぶりの晴天というラッキーな初日。これは幸先のよいスタート。のはずだったが・・・
 中央道はこの日まで集中工事。つまり国立府中までずーっと渋滞。一般道を走ったもののやはり渋滞。
 それでも11時前には、三分一湧水に到着。しばらく来ないうちに立派な湧水館と駐車場ができ、公園も整備されていたのでびっくり。湧水館の駐車場に車を止め、公園を散歩する。近くのフレンチレストランでランチを食べる予定だったのだが・・・「本日ランチのみ定休日」。ガーン。楽しみにしていたお店だったのでショックを受けつつ他の店へ向かう。
 次に狙ったのは泉ラインにある「森の小径」。場所を調べて来なかったのでやっとのことでたどり着いたこのお店、なんと「木、金定休日」。ぐわーん。金曜日が休みだなんて考えもしなかったのだが、観光地では土日に備えて休養や準備のために金曜に休んでおくというのも納得。
悠山房のテラスは南向きで気持ちいい


 結局小淵沢に戻り、久しぶりの「悠山房」へ。ここは逆に週末しか営業していないから、今日は確実にやっているはず。
 テラス席が空いていてやっとお昼にありつくことができた。日が当たると暑いくらいの晴天でテラス席も気持ちがよい。
 「ラムのバルサミコソース・ラタトゥイユ添え」を注文。ダンナはチキンの煮込み料理。栗とナッツがいっぱい入ったケーキも食べた。お店のご主人は長年やっている割にはちっとも変わらない素人っぽいスタイルと応対がいい味出している。
ピッタリ脚側

 食後は信玄棒道を散歩。う〜に〜は好物のパンを私が持っているせいか妙にハイテンションだった。

 1時間位散歩して、3時「旅籠屋小淵沢店」チェックイン。旅籠屋チェーンはうにまいす家お気に入り。鬼怒川、那須、水戸大洗、沼田に続き5店目の利用。この小淵沢店、7月にオープンしたばかりなのでとてもきれい。駅から近いので、電車で来る人にも便利そうだ。
 設備等は他店舗とほとんど変わらないが、作り付けの引き出しや棚があり、連泊するのに便利そう。またラウンジに行くとインターネットが無料で接続できるとのこと。ダンナはさっそくインターネットを利用しにラウンジへ。私とう〜に〜は部屋で昼寝。
一目でわかる旅籠屋さんの建物 後の方に駅が見えます 室内も他の店舗とほとんど変わらず

 6時、食事をするために出かける。向かった先は富士見。鉢巻道路沿いにある、こちらもまだ新しい「八ヶ岳わんこ物語」。さすがにこの時期、夜にテラスで食べることはできず、こんなときに店内で犬連れで食事ができるたいへんありがたいお店なのである。
 ログハウスの建物は1階がカフェ、2階がショップとギャラリーになっている。漫画家の折原みとさんという方がオーナーだそうで、ギャラリーには作品が展示してあった。ご本人は不在のようで、男性が1人でカフェの方をやっており2階には誰もいなかった。
 1階のカフェは広々としていて犬連れでも安心。夜はバータイムとなるが、昼と同じ食事メニューもある。食事メニューからハンバーグセット、生ハムサンドを頼み、バーのメニューからさくら肉のカルパッチョ(1200円)を注文。おつまみはどれも1000円〜1500円なのでちょっと高いと思ったが、出てきてみたら2人分たっぷりある量だったので納得。ハンバーグもちゃんとした手作りでおいしかった。
夜中、こんなことになっていました
これが6個笛入りのオモチャ
 食後は2階のショップを見物。介助犬協会のグッズも販売している。大きなぬいぐるみのおもちゃが1260円で売っていて安いのでう〜に〜に買ってやった。後から気づいたのだがこのおもちゃは四足と鼻に「キュー」、お腹には「ブー」と鳴る笛が入っていた。6個も笛が入っていてしかもデカイ。なんか得した気分。
 帰り、ちょっと寄り道して観音平の方へ行き、星を見た。久々に晴れたので、ものすごくたくさん見えた。プラネタリウムのようだった。
 宿に帰った時は車が3台だけだったのに、夜遅くう〜に〜のトイレに出たら車は7、8台に増えていた。金曜なので遅くチェックインした人が多いようだ。空いていると思いこんでいたが、看板は満室となっていた。




 昨日より曇っていてちょっと寒い。ラウンジでパンやコーヒーをもらってきて部屋で朝食。小淵沢店のパンはシンプルなのが多く、「焼きたてクロワッサンお一人様1個でお願い」というのもあった。
 掃除をしてチェックアウト。9時前には出ているのでいつもよりは相当早いのだが、他のみんなはもっと早く発っていてうちはビリであった。
 この日はまだ犬連れでは行ったことのない野辺山へ。平沢峠の駐車場で車を降りた。さすが国鉄最高地点のある所、寒い!気温は10度位でう〜に〜様にはちょうどよかった。
 まず「しし岩」方面へ。大きな岩を上の方に登って行くと、眺望が最高!思わず写真をバシバシ撮る。
しし岩の上は写真撮影にいい場所だけど、危険なので気をつけてね
 続いて反対側の「飯盛山」へ。しかしここに来ることは今朝決めたので、この山がどれほどのものなのか調べていない。不親切にもコース案内もない。昼食に行く時間も考えるとあまりゆっくりできないので、時間を決めて途中まで登って、下りてきた。途中も景色がとてもよかった。今度はお弁当を持って、一日ゆっくりするつもりで来たいと思う。

お店の入口にメニューの紹介がある
 さて昼食。昨日行けなかったお店へ執念の再挑戦(そんな大げさなものか?)。「ル・コック・ルージュ」というフレンチのお店。犬連れはテラス席ならOK。昨日と打って変わってこの日は肌寒くて、一瞬やめようかと思ったが、せっかく来たのだからとシャツを重ね着して頑張る。
 ランチのコースはプリフィクスになっていた。前菜・メイン・デザートを選ぶコースにした。ちょっと追加料金があったけど、前菜はフォアグラ。バルサミコソースがさっぱりしていい感じ。焼き方も好み。メインはアラカブという魚にした。こちらは海老の旨みがたっぷりのエクルビスソース。ダンナは前菜を海老、メインは豚肉にしていた。どれもきちんとした料理で、フレンチと言ってもそれほどしつこくなく、おいしくいただいた。デザートも10種類位あって好きなのを選べる。まだ若いご夫婦だけで切り盛りしているようで、真面目そうなシェフとにこやかで感じのいい奥さん、そして何とこの日は、10歳くらいと思われるお嬢さんが、ちゃんと黒い制服を着てお店を手伝っていたのでビックリ!
パンが気になり落ち着かない

 最近パン中毒のう〜に〜は焼きたてパンのいい匂いに反応し時々テーブルの端に鼻を突き出して叱られていた。寒さを忘れる満足感で、次は違う料理も食べたいなーと思いながらお店を後にしたのだった。
 ところで昨日の悠山房もそうだったのだが、テラスで食べていると「刺されたら死ぬかも」と思うようなデッカイ蜂がブィーンと飛んで来るのでけっこう怖ろしい。これがなければ快適なのだけど・・・

 さてここからはお決まりのコース。白州の「テラス」に寄ってお茶を飲み、小淵沢に戻ってう〜に〜のブリーダー宅へ。
 (実は今回の旅行の真の目的はここからなのです)。
 9月末、この家にオーストラリアからスコティッシュディアハウンドがやって来た。この子を見たいというのが今回小淵沢に来た本当の理由。
 ただいま4ヶ月のマック君は既にう〜に〜よりも背が高かった。足がひょろ長くてなんだかオトボケ顔。性格はボーっとしてるんだか、おとなしくてとても飼いやすそう。う〜に〜には興味があって後を追いかけ回していたが、はしゃがないのでう〜に〜もあまり嫌がらず。室内でも外でも、ベッドがあればそこに乗ってくつろいでいる。う〜に〜が4ヶ月の時なんて電池が切れるまではしゃぎ回ってはバッタリ寝る・・・の繰り返しでいたずらもすごかった。マック君の落ち着きぶりはレトリーバーの子犬とは全く違う。
 オーストラリアに迎えに行った時のビデオを見ながらお土産話を肴におでんをつつき、マック君を触りまくって今回の旅はおしまい。今度会うときはすごく大きくなってるんだろうなー。楽しみだなー。
屋内外に専用ベッド
が用意されている
大きい・可愛いと言われるのが気に入らない
遠近法で大きく可愛く見せるうーにー
ウィペットの成犬と並べてみました
4ヶ月の「仔犬」マック君