この冬は雪遊びができなかった。昨年せっかく買ったかんじきも使わずじまい。そこで最後の望みをかけて軽井沢に行ったのだが、さすが暖冬。雪はほとんどなかったのでした・・・ちっ!
まずは雲場池


 関越スキー渋滞にハマり11時過ぎに軽井沢到着。1ヶ月ぶりの旅行にはしゃぐう〜に〜とまず雲場池で散歩。雪、全然なし。
 車を置いたまま、どこかで昼食をとろうと旧軽の街に向かって歩く。気温9度。暖かいとはいえ、やはりまだ風は冷たく、外で食事する気にはならない。
 しばらく歩いたところで「犬と泊まれる部屋あり」の看板のあるホテル発見。「アートホテル フォロン」というおしゃれなシティホテルだ。カフェが併設されているのでそこも犬OKか聞いてみたら、「大歓迎、どうぞどうぞ」とオーナーさんに迎えられめでたく入店。聞けば昨年夏オープンとのことで、部屋は広くてきれいだそうだ。素泊まりなので、夕食をどこかで食べたいときには便利。軽井沢には行ってみたいお店がたくさんあるので、今度ここに泊まっておいしいものを食べまくるというのもいいなあ。
 カフェはお茶が中心なのでランチは1種のみであった。地元の有名店腸詰屋のソーセージ、ブランジェ浅野屋のパンを使ったトースト、サラダ、好きな飲み物で1,200円と少々お高めか。紅茶はフォションを使っており、香り高い美味しい紅茶だった。
お気に入りの広場
 
 さて昼食後は車に戻り、お気に入りの広場へ。雪は隅っこに残っているだけだったが、う〜に〜はその雪に顔をスリスリこすりつけていた。雪遊びはこの程度しかできないのだった。あとは芝生の広場でおもちゃ探しをしたり、ひなたぼっこをして過ごす。
 チェックインまでまだ1時間以上あるので、宿の近くの「軽井沢マウンテン牧場」へ。入場料1人300円。レストハウスで料金を支払う。レストハウス内も犬が入れるのが嬉しい。
 ひととおりの説明を受け、まずドッグランへ。本来のドッグランは現在使用不可になっていて、代わりのドッグランが用意されていた。下がぬかるんでいるのであまり遊ばずに出る。
やたらとう〜に〜に寄って来る
こいつは爪を伸ばしている
お年頃なのか?、仕事の時
邪魔にならないのかな?
 動物のいる方へ行ってみる。馬は人懐っこくてすぐに寄って来たので鼻を撫でてやった。う〜に〜に用事があるようだったが、う〜に〜は下を向いて知らないふりをしていた。馬は2頭いて互いにちょっかいを出し合って、じゃれているんだかモメているんだか。退屈なんだろうね。1頭はひづめが長く伸びていて可哀想だった。世話をする人手が足りないのだろうか。
 レストハウスでイチゴミルクを飲んで休憩後、本日のお宿「リーブル」さんへ。

 「リーブル」さんは昨年春にオープンして以来、とても評判のよいペンション。ウッドチップを敷いたドッグランがあり、ラブとパグが遊んでいた。入口の扉を開けると広い足洗い場にタオルがたくさん置いてあり、さらに戸を開けると玄関になっていた。開放感のある吹き抜けのダイニングにはテラスがあり、ここからドッグランに下りられるようになっている。
 客室は主に2階だが、1室だけ1階の部屋がある。う〜に〜にあまり階段を使わせたくない私は1階の部屋をお願いした。オーナーさんは「ちょっと狭くて申し訳ない」と恐縮されていたが、う〜に〜のマットを敷くスペースは充分にあった。部屋から直接庭に出られるようになっていて、ここにもウッドチップが敷いてある。便利なのだが、部屋から庭への段差が高いのが難点であった。う〜に〜はやはりすんなりと下りられず、抱きかかえて下ろすことに。これはオーナーさんも気にしているそうなので、たぶん近いうちに改善されることだろう。
 部屋には洗面台とトイレがついている。まだ新しいのでとてもきれいである。バスタオルも用意されていて至れり尽せりといった感がある。

 ひと休みしたところでさっそくお風呂へ。お風呂は貸しきり制で札をかけて入浴するシステムだが、私たちの部屋はお風呂のまん前なので至極便利。露天風呂もあり、混んでいるときには別々に使用するらしいがこの日は宿泊客が少ないのでまとめて貸しきりとなっていた。
 露天風呂は明るい時に入ると何となく外から見えてしまいそうな気がするのだった。

部屋は、狭いといえば狭い
けどやっぱり一階はラクチン
 6時半、待望の夕食。おいしくてボリュームたっぷりとの評判を耳にしていたので、昼食を軽くして調整。飲み物はセルフ方式。私は赤ワイン(ボジョレー)のハーフを選択。
 前菜はチーズ、鴨肉、ハム、プチトマトなどの盛り合わせだった。飲み物の選択が正しかったことに一人で満足する。続いてたっぷりのサラダ。スープはこの季節にぴったりのクラムチャウダー。そしてスズキのグリーンソース、チーズとベーコンを挟み込んだカツレツ。空腹だった私はペロリと平らげたのだが、最後のお肉を食べた後はかなり満腹に。デザートはケーキ、アイス、フルーツの盛り合わせ。コーヒー・紅茶は自由に好きなだけ飲めるようになっていた。
 この日のお客は全部で4組。先ほどドッグランで遊んでいたラブ&パグちゃん、ビーグル君、チワワ&ダックスというメンバーだった。たまーに吠える声が聞こえるくらいの、静かな夕食タイムだった。

 食後、部屋に戻った私は約1時間意識不明に。目覚めるとちょうど「9時ごろからうちの犬も出しますのでよろしかったら」と言われた時間だったので、う〜に〜を連れてダイニングへ。もう全員集まってお散歩に行ったり遊んだりと楽しんでいた。私たちも紅茶を飲みながらオーナーさんとお話しさせてもらった。オーナーさんはまだ若くて、とても真面目で几帳面そうで、そして一生懸命だった。人気があるのもわかりますなあ。
 リーブルさんのゴールデンは今年12歳。でもとてもその年には見えない若さだ。甘えん坊のコッカ−と人懐こいダックスはまだ2歳前というピチピチ犬だった。
 犬談義は盛り上がっていたが、既に眠いうにまいす家は一足早く部屋へ。寝る前にもう一度露天風呂に入って温まってオヤスミナサイ。



出発前に玄関にて すごい量のウッド・チップに途方に暮れる


 晴れて暖かくなりそうな気配。う〜に〜、ドッグランで朝の散歩を済ます。
 朝食はパン、ソーセージ、スクランブルエッグ、サラダ、ヨーグルトという洋食。ジュース、コーヒー、紅茶はセルフになっていた。

 この日は北軽井沢のペンションの共同企画で、マウンテン牧場ドッグランでのイベントが予定されていた。雪上ゲームを企画していたが雪はすっかりなくなってしまったので、急遽他のゲームを考えたとのこと。参加費1,000円で参加賞もあり豚汁おにぎりが出てもちつき大会もあるそうだ。既に120人もの参加が決まっているそうで、かなりの大イベントになりそう。リーブルさんはこのイベントの幹事になっているそうで、チェックアウト後は忙しいのだろう。
途中、小さな滝の前で一休み
 我が家はそのイベントには参加しないので、チェックアウト後さてどこに行こうかと考える。どこも雪はなく地面はぬかるみという状態だろう。ダンナがそこでふと「かすがさんのお店に行こうか」と言う。そうだ、う〜に〜の好きな「炭の麩しぎ」がもうないんだった。ということで前橋の「M.Y Forest」へGO!
 途中遊べそうな所で寄り道しながら、11時半にお店到着。お誕生会などの予約も入っていてまたまた大盛況の様子。牛タンデミグラスソース定食を食べビールも飲み、う〜に〜は牛タン皮焼きや豆腐とラムレバーのお焼きを食べる。途中で周辺を散歩したりと、例によって長居してしまった。そして「う〜にゃんにちょうどいい服入ったよ」と言われ即購入。セーラーカラーが可愛い。しばらく着たまま店内でモデル犬と化し、店の売り上げに貢献した(かも知れない)。う〜に〜はここに来るとたちまち悪い子になって、大好きな店長が通るたびに愛想を振りまいていた。 
 夕方、そろそろ帰ろうかなーと思っていると、店長が「今から諭吉を山に散歩に連れて行くので一緒に行こう」と言う。う〜に〜も今日はあまり散歩してないのでそれでは、ということで同行。諭吉君がいつも行っているどこなんだかよそ者には全然わからない山に行き、諭吉君やお友達犬が元気に遊ぶのをう〜に〜と私はダラダラと眺めていた。山に登る階段はけっこう急なので、前に来た時は上まで登ったう〜に〜も今回はやめておいた。それでもう〜に〜は店長とダンナがフリスビーで遊んでいるのに走って参加しちゃったり、ゴロゴロ転がったりと元気なのであった。 
犬用メニューのあまりの美味しさに、激しいアイコンタクト!!、気合が入って衣装も変えちゃいます!

 店に戻ってかなり汚い1ヶ月放浪犬風になったう〜に〜をタオルでゴシゴシこすってきれいにし、夕食。ポークピカタ定食をいただく。う〜に〜も特製定食を作ってもらって夕食にする。昼、夜たっぷり食べ、人もう〜に〜も満足して8時ごろ店を出た。夕方の大渋滞がまだ続いていたが、終わりかけていたので高速と下道をうまく組み合わせて、なかなかの好タイムで家に着いたのだった。