う〜に〜の大好物の「炭の麩しぎ」というおやつが切れた。販売している前橋のドッグカフェ「M.Y Forest」とは旧知の仲。では購入ついでに遊びに行くとするか。それならいっそ赤城あたりに泊まっちゃうか。ということで今回の旅は群馬に決定。ふと天気予報を見ると、赤城山の紅葉予想は10月中旬とのこと。あれ、もしかして混んでるのかな・・・?


 
 都内から花園あたりまでダラダラ状態。早く着いたら山歩きでも・・・と考えていたが急遽予定変更し、11時に赤城高原牧場クローネンベルク着。入園料大人1000円犬300円。犬以外のペットは同伴不可。窓口で案内地図と一緒に、犬についての注意書きと、紙製スコップ・ビニール袋の「フン取りセット」を渡される。建物内など犬の立ち入り禁止区域には看板が立っている。
(左)入場券売場にあった看板
(中)犬の立ち入り禁止区域に立っている看板
(右)石釜ピザ工房「ホルツ」のピザ
   ウマかったっす(肌寒かったのは残念)
 
 レストランは犬不可だが、たいてい外にテーブル席がある。まずは石釜ピザ工房「ホルツ」で昼食。肌寒いのでビールは飲まず。そして今秋オープンしたばかりのドッグランへ。広いのに3、4頭しか使っていないという理想的ドッグラン。小型犬専用スペースもあり。難を言えば、せっかくシーソーがあるのだけど、う〜に〜には小さ過ぎて使えなかった。う〜に〜の大好きなドッグウォークはなかったので、久々にハードルを跳んで遊んだ。他の犬がう〜に〜と遊ぼうとやって来たが、う〜に〜は無関心かついつまでも匂いを嗅がれると逃げる。良識ある飼い主の方々は、自分の犬にリードをつけてしまい、これではせっかくのドッグランなのに、う〜に〜がいるために楽しく遊べないというおかしなことになるので、私たちはいったん退場して園内を散歩した。
とても広いドッグラン。それでも犬たちは集まりたがる。そしてリードに繋がれてしまった・・・・。
小高い丘の上で一休みすると、吹いてくる風が肌寒いくらいだ。ドッグランは風が通らず日陰も少なくて暑かったのに。丘の上からドッグランを見ると、ハスキーやコーギーが追いかけっこをして遊んでいた。う〜に〜は1人でゴロゴロ斜面を転がり落ちて遊んでいた。
 しばらくの後、再度ドッグランへ。1頭しかいない。その犬は犬が大好きなのだそうで、う〜に〜の方へ駆け寄ってきたが、う〜に〜はやはり遊ばなかったので、そのうち帰ってしまった。そしてなんと、広いドッグランが貸切状態になってしまったのだ!う〜に〜ここぞとばかりおもちゃを咥えて爆走。ハードルも跳んで、使い放題のドッグランを満喫していた。
まだまだいけます。ジャンプ姿も美しいうーにー様 ご満悦〜


脱走ショー(?)中のルー君、大忙しです
 2時から牧羊犬のショーを見物。ニュージーランドから来たその名もブライアン・アダムス(!)という太ったオジサンが、まあまあうまい日本語で説明。犬はボーダー・コリーとニュージーランドハンタウェイの2頭で、ともにあまりやる気なし。ボーダーはちょっとノイローゼ気味なのか、嫌々やってるように見える。ハンタウェイの「ルー」は、ブライアンが羊について説明している最中に、柵をひらりと越えて勝手にお散歩。木におしっこしたり、う〜に〜を見つけて挨拶に来ちゃったり。呼び戻しの命令を相当無視した後で、自分から戻って行った。これははたして演出なのでしょうか。肝心のショーは、ルーが吠えながら羊を追ったり背中に跳び乗るのが中心で、ボーダーが睨みを利かせて羊を圧倒するシーンは見られず。ちょっと物足りない内容だった。
  (ル) ネーチャン、可愛いじゃねぇか
  (う) ちょっといい男ね、うふっ
  (ル) 俺と一緒にここで暮らさねぇか、チュッ!
  (う) キャ、失礼な人ね、フン!

 今日お世話になる宿「フラン」は、ここから程近い山の上の分譲地にある。カフェとドッグランがメインで、宿泊は1室のみ。まずはカフェでお茶を飲んで休憩し、それから階下にある部屋に入った。部屋は10畳ほどで、ツインベッドと丸テーブルに椅子がある。充分広い。夕方までウダウダ休み、それから夕食のため前橋市内の「M.Y Forest」へ。5月に来た時はほとんどお客さんがいなかったのに、何と車が止められない大盛況!席は取っておいてもらったからいいけど、連絡しなければ入れないところだった。
 メニューもずいぶん充実してきていた。私はラムハツ焼肉定食に諭吉エール、ダンナはハンバーグ定食の後で豚肉ピカタ定食というとんでもない食欲。そして今日はここで夕食を済ませる予定のう〜に〜は「わんこ定食」。今日はバナナブレッド、牛タンの皮、ラムと野菜の煮込みの3品。何故か季節はずれの浴衣姿で愛想を振りまくう〜に〜、次々に出るご馳走に狂喜乱舞。さらに私は犬用牛タンの皮を追加注文してビールのつまみにし(う〜に〜と半分こ)、う〜に〜はデザートにわんこアイスまで食べたのだった。結局オーナー夫婦とゆっくり話ができたのはもう10時を回っていて、チョコバナナジュースやチョコレートケーキなどを食べ続けながら、11時過ぎまでおじゃましていた。店にはもちろん看板犬の諭吉君がいたが、新入りの「なちゅこちゃん」(A.コッカー)が加わり、何故か私たちの席に置物のようにちょこんと座っていた。この子はもと放棄犬で、年はとっているようだが天然ボケキャラで、なんとも味のある面白い犬なのだった。
右下が人間のオツマミにも
なる「犬用牛タンの皮」
置物のように座る
なちゅこちゃん
二人仲良く
シンクロナイズドスリーピング
うーにーも真似して
みたが、丸まれず

 12時、宿に到着。周りは街灯もなく真っ暗な所だ。山の上にあるので、カフェのテラスから見る夜景がとてもきれい。星もたくさん見える。オーナーさんは夜は自宅に帰るので、まるで自分の別荘のような居心地のよさ。お風呂にお湯を張り、ゆっくり温まって、ぐっすり眠ってしまった。

ちょっと寝ぼけ顔


 秋晴れ。う〜に〜はドッグランをウロウロ散歩し、上の玄関から入って階下の部屋に下りるのがとても気に入ったらしく、何度も出たり入ったりしていた。ものすごく上機嫌である。う〜に〜は宿の好みがけっこううるさく、気に入らないときは不機嫌そうな顔をしているが、何だかここはものすごーく好きなようだ。顔が輝いている。
 部屋で昨日クローネンベルクで買ったパンを食べ、掃除をして荷物をゆっくり運び出し、カフェでまったり雑誌など読んでいたらオーナーさんが来た。鍵を返してチェックアウト。気楽な宿なのでまた来たいと思う。
ベランダから階段を降りてお庭へ ベランダから見たお庭の景色、充分広いです
庭から外をまわって、
最上階の玄関から入って
テラスで前橋の街を
眺めてみたり
階下(寝室などがある)に
いるダンナをのぞいて見たり

 今日は赤城山の大沼、小沼あたりに行く予定。くねくね道をずっと上がって行くと、車もハイカーもとても多い。やはり紅葉狩りなのか?
思いっきり観光地でした
 大沼に着いて、何とか駐車場に車を止めた。もう少しで満車になりそう。大沼の覚満淵には遊歩道があってちょうどよいハイキングコースのようだが、人が多いので犬連れは迷惑だろうと思いやめた。小沼へのコース1.7キロの方は人が少なそうだったのでこちらを歩く。小沼の周辺には観光バスも来るのでそれなりの人出だったが、遊歩道はあまり人に会わず歩きやすかった。小沼から見る山々の景色はとてもきれい。写真を撮りに来ている人もいた。
 車に戻ったら駐車待ちの車がいっぱい。私たちはとっとと山を下りて、またまた前橋の「M.Y Forest」にお昼を食べに参上。今日もまた常連さんで大賑わい。よかったねえ。私は牛タンドミグラスソース定食に諭吉エール、ダンナはカレーにヨーグルトパフェ。う〜に〜は歩いて関節が疲れたので豚軟骨。今日もみんなお腹いっぱい食べ、満足して家路についたのだった。いや、万年欠食犬う〜に〜はまだお腹いっぱいじゃないかもね。