□ 怪我させられた
昨年の春花祭で展示された紹介文の中では
「怒ったりした所は見たことがなく、見かけによらずとても優しい性格をしています。」と書かれています。
他の猫と争う姿も、じゃれ合う姿も見たことがありませんでした。ちょっかいを出されることはありましたが、彼が向き直ったり、パンチを出しそうになるだけで、他の猫は逃げていきました。彼はそれを追うことはしませんでした。


オバマくんを希望していることを伝えると、彼との時間をより多くとってくださるようになり、触れるようになりました。

ところが、だいぶ慣れたと思ったらガブリと噛まれてしまいました。
また、ある時のこと。
ゆっくりと手を出してきたので、私もゆっくりと指を出したら、優しく握ってきました。肉球の感触の後に何か鈍い痛みを感じました。そして彼はゆっくり手を引っ込めました。指先をみたらざっくりと切れていました。
このことは、スタッフの人に内緒にしました。私のためにもオバマくんのためにも。

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