２月のあるお昼、ラーメン屋のカウンターで食事していた。
中年のオバサンが入ってきて、持ち帰りのチャーシューが欲しいと
いう。しかも切ったものでなく、塊が欲しいという。
お店の人は「スライスしたものに、タレをかけましょうか」というが、
とにかく塊のチャーシュー、しかもタレはいらない、という。
お店の人は不思議そうな顔。
そのオバサンより先に、お店を出た私の目の前には、若い女性が
体をくねらせるような体勢で、両手を左の腰の辺りに揃えていた。
その揃えた両手の先には、リードがあり、そしてその先には、
それはそれは可愛い大きなシェパードが座っていました。
もしかして、あの肉の塊は、、、。
このラーメン屋さんは、シャーシューが有名な店。
私は歩きながらも、その犬と見つめ合う。とても可愛がられている
ようだ。そして、しつけもそれなりにされているらしい。
キラキラした目が日々の充実を伝えてくれた。
（チャーシューがお目当てなだけだったりして、、）
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