昨年四月にオープンし、犬連れ旅行者の間では何かと話題にあがる宿。
まだまだ新しい建物、そしてドッグラン。オーナー夫妻は、犬連れＯＫの宿泊施設で
働いていたこともあるそうで、また、犬を連れて旅行に随分と行ったそうである。
当然、こちらの宿は犬連れには使い易い宿になっている。

いくら使い易い宿といっても、客室は二階というのがほとんどで、遊びすぎた後は、
足腰が危うくなることもあるうーにーには、ちょっと辛い時もあり、一階に部屋が
あると嬉しいなと思ったら、こちらには一室だけありました。
二階の部屋に比べると狭いのですが何かと便利でした。（トイレ・洗面付き。）

何が便利かは後にして、こちらに着いて初めに思ったことは「こんなに大量なウッド
チップ・・・・いいのか？」ということ。木々が立つ林の中のイメージのドッグランは
もちろんのこと。あちらこちらにウッドチップが敷いてある。大体一年くらい経つと
土に埋まってきて、ほとんどの場所で土が見えてくるものだがそんなことはなく
まだまだ充分に残っている。随分と敷いたようだ。
２４時間風呂というのはよくあるが、こちらは２４時間ドッグラン。吹き抜けの
食堂からの明かりと、木々に施された電飾で足元が見える程度の柔らかい明かり
がとどいてくる。そのドッグランでうーにーの夜のオシッコを済ませた。まず驚いた
ことは、チップを踏みしめると寒さで凍っているようでパリパリという感触があった。
昼間は雪解けでドロドロの地面が多い北軽井沢のこの季節に、ここだけそんな
ことは無縁のようだ。
食堂からドッグランというかお庭に出る間にバルコニーがあり、ここがゆったり
スペースになっていて、ここもいい。

吹き抜けの食堂の床は大き目のタイル張りで床暖房が入っている。９時から
こちらの犬たち、お客さんたちがここに集まるのですが、床に直接腰掛けても
大丈夫。食事時、犬は同伴する。テーブルとテーブルの間は、充分にとってある。
食事はコース形式。合格点の内容だが、細かい部分でさらに研究すれば、もっと
よくなるのではと思った点が幾つかあった。量は多目だと思うが「食べきれない」と
いうほどでもない。（昼ごはんを食べ過ぎると辛いかも。）

飲み物は、食堂の端に置いてあるケースから自分で持っていって、そこに置いて
ある伝票に自分で付ける形式。ワイン、ビール、烏龍茶、ジュースなどある。
（部屋に冷蔵庫はない。）

一階の部屋は食堂にも近く、これらを取りに行くのに便利でいい。また、部屋の
ドアを開けると、目の前にはお風呂のドアがある。お風呂は、家族風呂・貸切
形式。空いたらすぐに入れるのもいい。露天風呂もある。露天風呂にはリード・
フックもある。
一階の部屋には、小さな専用のお庭のようなスペースもある。こちらもウッド
チップが敷かれていて、ここに出てもあまり足が汚れないのが嬉しい。ただ、
段差があり、出入りがちょっと難しい。これに付いては、オーナーさん曰く
「どうにかしようと以前から思っていたのですが、、」ということで、近日中に
何かしらの対策がされることと思います。簡単に出入りが出来れば、室内で
トイレをしてくれない、そして時々トイレの間隔が狭まるうーにーには、とても
嬉しい部屋となる。

この辺りで最近出来た宿には当たり前になりつつあるが、念のため書いておくと
エアコンは各部屋についていました。

出来るだけ削れる部分は削って、必要な部分には惜しげなく力を入れるという
感じが好感をもてる。これは今までの経験からの自信だと思います。これから
このような宿が増えることを祈っています。


最後に、こちらの犬の話し。全３頭。一番年長の犬は１２歳のゴールデン。
悔しいことに１２歳とは見えない若々しさ。最近、目を怪我してしまったようで
すが、この若さは羨ましかったです。