宿のチェックインまで時間があったので、訪れてみました。

外観もさることながら、内装もオーナーの趣味がうかがいしれる凝った作り。
床もピカピカに掃除され、高そうな装飾品もあるので、大人しくできない犬だとちょっときびしいかも。


ここは大型犬もＯＫだとは聞いていた。
が、一応利用する前にオーナー夫妻に「よろしいでしょうか？」と聞きました。(外観を見てちとびびったのです）
快くＯＫされ、三時のお茶を楽しみました。

自慢の紅茶と季節のケーキのセットができます。この時はパンプキンパイでした。
値段も高くなく、ケーキのお味も良。紅茶については言うまでもありません。
オーナーご夫妻によると、常連さんたちと時々目の前の庭でバーベキューもするそうです。


オーナーによると、以前はこの店とは別の場所にお住まいでしたが、４年前からここに居をかまえたとのこと。
今年は異常に暖かいですね、普通ならもうとっくにストーブ焚いてるのですがと仰ってました。


大人しく足元で寝ていたうちの犬、奥様から美味しい那須の水をもらいました。
甘えてお腹を見せて、奥様に「可愛い（！？）」と誉められました。
静かに旅の疲れを取るには良い休息所だと思います。


帰宅してからのこと。
偶然見たドラマのあるシーンでこのお店が使われていてビックリ。
この店、どこかで見たなと思い、ドラマの最後に出る「協力」のテロップで確認しました。
やはりこういうお店って意外と少ないのですね。

また利用したいお店です。

那須の店内犬ＯＫの飲食店は、月曜日が休みのところが多いようだ。この店を利用しようと思ったのは、月曜日にやっているから。ただ、それだけだった。

前日は、那須の山の中の宿に泊まり、宿の周りで少し遊んでから出発。山を出た所でチェーンを外す。そんなことをやっていたら、10時半くらいになってしまった。そして、お店の近くまで来たのだが（ガイドブックの地図が大雑把で）お店の場所が分からず、お店に着いたは、11時頃になった。
このお店は不定休なので「やってなかったらどうしよう」と思っていたが、やっていてくれた。

遠くからイギリスの大きな国旗が見える。「なんだか派手なハッタリだな〜」と思った。駐車場に車を停めるとこちらの外犬が元気に吠える。よく吠える。
まずは、うーにーのトイレを済ますために、近所をウロウロ。その間、よく吠える。
そして入店。「むむっ！」と思った。大きな英国旗を出すだけのことはあると感じた。なかなかの凝りようだ。
席に着く、外の犬がまだ吠えている。お店の人、曰く「いつものことです」というがいいのだろうか。

メニューを見る。「うむ〜、この値段、このメニュー、当たりか外れのどちらかだ」とドキドキ・ワクワク。メニューを見ると「これを頼んでちょうだいね」という感じの 2,000円のアフターヌーン・ティー・セットが目に付く。それをお願いする。どうしようもないものが出てきたらどうしよう、と思いながらも、犬の吠え声を聞きながら待つ。

しばらく待って、出てきたものを見ただけで「これは」と思った。自己満足かもしれないが、信念を持ってやっているお店であることが分かる。
多少の説明があり（＜こっちから聞いたんですけどね）食べ始める。私の何気ない食べ方に「そうです」と妙に感心される。

詳しいことは実際に訪れて確かめていただきたいが、こちらのご主人は、英国紅茶にのめり込み過ぎているといっても過言ではないくらい、よく勉強している。とにかくそれが楽しいようだ。イギリスの話し、紅茶の話しはとめどなく続く。

ふと気がつくと、犬が吠えやんでいる。そしてゆっくりと（午前中から）アフタヌーン・ティーをたしなむ。他にお客さんがいなかったこともあり、二時ごろまでゆっくりとお話しを伺いながら時間が流れる。


二人とも 2,000円のアフタヌーン・ティーセット、紅茶のお代わりを頼んで、合計 4,700円。決して手ごろな金額ではないが、納得の金額だった。

その辺の喫茶店でお茶飲んで時間を潰すという感覚で利用すると「こんな高いお茶なんて！、でも観光地だから・・・？」ということになるだろう。「本格伝統紅茶って何？」、「薀蓄の一つも仕入れようか」、と思って利用するのがいい。「違いの分かる人」向きのお店。