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銚子電鉄
TEL 0479−22−0316
住所 千葉県銚子市新生町2−297(会社の所在地)
交通
 JR銚子駅2番線ホームの端から乗車。車で来た場合は駅そばに安い駐車場がいくつかある。
関連ページ  こちらのHP  http://www.choshi-dentetsu.jp/
利用者 圭おじさん / 利用人数・犬数 4人+1犬(黒パグ♂だいふく) / 利用日 2006.12
 昨年末に水郷方面に旅行した際に乗りました。宿泊した潮来富士屋ホテルを車で出発し、霞ヶ浦、北浦、鹿島神宮経由で銚子へ向かいました。目指すのは銚子電鉄。銚子市街と少し離れた外川漁港をつなぐ全長わずか6.4キロのローカル私鉄です。経営難で昨年秋に、年末の電車の検査代金が支払えないので、副業の濡れせんべいを買ってくださいと宣伝し、一躍有名になりました。何故行くことにしたかって?銚子電鉄は犬連れで乗れるからです!

 銚子駅そばの駐車場に車を止め、ふくを載せるためにわざわざ購入したカートを組み立て、銚子駅に。駅の改札でびっくりしたのは、銚子電鉄の切符はホームで車掌さんから買うので、切符なしで改札を通れることです。ふくのカートは駅の階段が上がれないので、エレベーターを利用して移動し、2番ホームの東端の銚子電鉄乗り場へ。

 止まっていた電車はホームページにも載っていた赤黒の電車ですが、なんと一両編成。(最近はハドソンがスポンサーの桃電仕様車両もあるそうです)4人で一日乗車券「弧廻手形」620円(濡れせんべい引換券等がついている)を購入。犬は無料です。車内に入ると潰れそうな路線にしてはお客が多い。どうも年末の休みに銚子電鉄を応援に来た人が結構いたみたいでした。ふくは不満げでしたが、カートのふたのチャックを開けてやると顔だけ出して大人しく乗っていました。

 銚子電鉄は僅か6.4キロしかない路線に9駅あってそこを一両編成の電車がごとごとと各駅で進んで行くので、結構30分近くかかります。われわれは終点の外川まで行って、そこで昼飯を食って帰りに犬吠埼に寄るつもりでした。でも外川の街は鄙びた漁港で食事のできる所も少なくて、やっと見つけた定食屋は犬連れ不可。仕方ないので漁港周辺をふくとぶらぶらして家族が食事するのを待ちました。

 漁港の船を引き上げるスロープに行くと、下の海面まで降りることができたので、ふくと二人で下に降りてみました。ふくは下の水の臭いが気になったのかすたすた降りてきましたが、海には波があるので急に水が寄ってきて、びっくりして飛び退きました。父ちゃん、この水僕を狙ってるよ!とお父さんの方を見て、後は近づかないようにしていました。

 定食はだいぶ待たされましたが、魚が結構美味しかった。でもお陰で帰りの電車の時刻をすぎてしまいました。港の端から東に向かう道には犬吠埼2.5キロと書いてあるので、歩いて直接犬吠埼に向かうことにしました。

 長崎鼻をすぎて少しいくと犬吠埼の灯台が海の向こうに見えてきます。よく見るとホテルの先から海岸沿いに進む遊歩道もあるようなので、みんなでそっちに向かいました。海沿いの道は風も強くときどき波しぶきも舞います。岬の直下の岩場を抜けて犬吠埼の突端に。ここからは日本一早い初日の出が見られるそうですが、お寝坊な我が家では早朝にもう一回ここまで来ることはできないでしょう。

 ついで灯台のある岬の頂上にいきました。本当に水平線が円く見える場所ってあるんだ・・・。せっかくの犬吠埼なんだからお前も吠えてみろ!と兄ちゃんと僕がけしかけたのですが、ふくは困惑した顔で黙って海を見ていました。さすがに黒潮の上を吹いてくる風は年末とはいえほんのり暖かく、しばらくみんなで景色を堪能したあとで、歩いて10分ほどの犬吠の駅に向かいました。ここの駅では一日乗車券の引換券で、濡れ煎餅が一枚頂けます。みなでこの一枚を頂き、(お土産もここで買うつもりでしたが、今や大人気の濡れ煎餅はもう売り切れでした)しばらく待つと上りの電車(これも一両)がやって来て、銚子駅までゆっくり戻りました。家族のみんなにも、銚子電鉄と犬吠埼は意外に大当たりだったと、好評でした。

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