利用者 uni/
利用人数・犬数 2人+1犬(ゴールデン)/
利用日 2004.11
「えっ、ここがお店になったの?」とビックリした。すぐ近所ではないが、うーにーが行きつけの店にお供をする時に近くを通るので、ここはよく知っていた。一時は荒れていて「ここもマンションとかになるんだろうなー。でも前面道路がこれじゃぁ、木造アパートかなー。勿体無いなー。」なんて思っていました。
昭和初期のお洒落を感じさせる塀や門構え、庭の立ち木や建物の配置が、とても落ち着いている。この近所では、このような物件は、マンション、アパート、数戸の建売にどんどんなっていきます。ここもそうなると思っていました。
「いつの間にかスッキリしている」と思っていました。「あれれ、メニューが出ている」「あ、看板があった」と思っていたら「ペット同伴可」のシールが貼られています。
塀の外から中を見てみる。一段高くなっていることと、庭の木などに遮られ、店内はよく見えないが、とてもお洒落な雰囲気は感じる。「ここに犬が入っていいのか?」と女房が確認に行く。やはり、犬は店内NGで、OKはお庭だけでした。
気を取り直し、日を改めて、11月も終わりの小春日和の休日に利用。
店の前に出されたメニューは、ちょっと高め。二人で軽く食べて五千円は覚悟しなくては、という感じ。内容は、サラダ、魚のマリネ、豚のグリエ、パエリアなどという感じ。今の風のアレンジは、ほとんどなくメニューに書かれたもの、そのものが出てくる。
広めの個人住宅の庭という感じの中に、幾つかのテーブルがあった。他にお客さんもいなかったので、一番大きなテーブルを利用させていただいた。6人は座れるだろう。
庭の地面は、如何にも「日本住宅の庭の地面」。芝が一面に生えているわけでもないが、全てが土むき出しでもない。芝のように見えるものは、よく見ると芝ではない。土の部分は多く、伏せて待たせると、土で犬は汚れる。それを気にする人は、利用しない方がいいだろう。穴を掘りたくなる犬もいるだろうが、もちろん、するべきではない。
飲み物は、私はカフェラテ(ホット)、女房はグラスワインを頼んだ。グラスワインは、ただ「赤、白」の区別だけ。料理はパエリアを頼もうと思っていた。二人分3,200円なので、これだけでいいと思っていたが「出来るまでに
30分かかる」というので、エビとそら豆のサラダも頼んだ。
まず飲み物が出てきた。カフェオレはカフェオレである。赤ワインはワインの味のする赤ワイン。食を楽しむことを知っている人が選ぶテーブル・ワインだ。(カベルネ、チリ)
少しして、サラダが出てくる。そら豆の味が弱いがタイトル通りのサラダ。ドレッシングがエビやそら豆の味を覆ってしまうことはない。
サラダも食べ終わり、庭を見尽くし、ぼ〜っとしていると、30分待ちのパエリアが出てくる。実は、私はパエリアが苦手。手で剥いて食べる料理というのは、(不器用なので)人前では食べたくない。しかしこちらのものは、剥き易かった。火の通し方だろうか。
お味の方も、30分待ちしただけのことがあり、米に魚介の味がよくしみている。焼加減もいい。
ただ残念なことは、この季節に外で食べていると、食べ終わる前に冷めてしまうこと。二人でこれを頼んだのは失敗だったかも。(冷めても美味しかったのでいいんだけど、。)
しっかり美味しくご馳走になったので、食後に二人ともカフェラテを頼んだ。
で、御会計ですが、6,400円でした。ちょっと(いえいえ、我が家にとってはとっても)高い昼食でしたが、それなりに満足でした。
ここまでで終わりにしてもよかったのですが、平日はランチもあるという情報を得て、日を改めて利用する。
ランチは、軽いサラダとメイン(?)の一品のみ。これで 850〜950円。飲み物を付けると 1,500円くらいというところ。私は、イカ墨のリゾット、女房は、カモ肉のトマトソースの煮込み(だったと思う)を頼んだ。
利用した時間が遅かったこともあり、料理を作っている人と話しをすることが出来た。日本語が少々おぼつかない外人さんである。スペインの人らしい。
こちらの料理は、イタリアンのようにハーブやスパイスの香りがはっきりしているわけでもないし、フレンチのように技法にこだわる感じもない。素材の味を大切にしているのは確かだ。
イカ墨のリゾットの作り方をちょっと聞いたが、ここの味は日本人向きだと思う。日本人の感覚にマッチし過ぎて、人によってはこちらの値段が「高い」と思うかもしれない。それでも「このお庭で食べれるのだから」と納得できると思う。
ちなみに、この日の御会計は二人で、3,000円ちょっと。犬連れOKカフェなどでは普通の値段。
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住宅街の中、ちょっと古めかしい
石の塀とこんな看板やメニューが現れる |
石のの大きなテーブル、純和風の庭、
ガラス張り(?)のお店の建物 |