秘密の山歩き(その3)

自分達だけで山歩きに挑戦

1998.10.03

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今回もどちらかといえば、無謀な計画です。
「自分達だけで行こう!」という割には、コースが長い。たぶん、3、4時間はかかる。また、登山道でもなく全く人が入ってこない一帯にある道だ。何かあったら、自分達だけで対応しなければならない。道に迷ったら、少なくとも一晩は過ごすことになりそうな場所だ。



いつもの所についたのが9時半。そこから登山道を経て、作業道へと入っていく。はじめのうちは、歩き易い道が続く。場所によっては公園の中のような道もあった。まだまだ元気が余っているうーにーは、すでに息を切らせている私達を尻目に軽い足取りでガイド気取り。時には私達を気遣うような素振りさえ見せる。

途中、こんな橋があった。最近出来たみたいで、まだきれい。ここも落ちたら死にそうな所なので、腐り気味だったら引き返していたでしょう。管理している方々に感謝!

歩くと自分の体重で橋がたわんで揺れる。うーにーが恐がるかと思ったが、全く怖がらなかった。それじゃ、なんでアジリティーは嫌がるんだ! もしかしてアジリティーの時は「何でこんなことしなくちゃいけなの?」なんて考えているのかな?

人間2人とうーにーが落着けそうな場所があったので一休み。

コンビニで買ったオニギリやパンと500mlのペットボトルの飲み物を口にいれる。うーにー用にミネラルウォーターもある。


休憩後いきなり難所に遭遇。
急斜面で道の幅は15センチくらいしかない。足元はとても崩れ易い。


そんな恐い所をどうにか抜けて、少し歩くとこんな所がありました。ここでちょっと一休み。とてもきれいな所で心が和んだのですが、、、。

地図ではこの沢を渡るようになっているのですが、道が見つからず、焦りました。少し上流に歩き、沢の向こう側をよ〜く見てみたら「道かも?」という感じのものが見えたので、行ってみたら道でした。

どうにか道を見つけ、つづら折りの上り坂を登ったら、木が数本倒れていて、道をふさいでいます。これには困りました。まずは家内が木の間を抜けるように越えていきました。私も木の所へ行ってみると、木と木の間に隙間があり、人間でもそこに足をはめてしまいそうです。多分うーにーには越えられないだろうと思い、私は自分の荷物を向こう側へ置きに行こうとしました。

すると、うーにーは私のことなど構っていられないという感じで、家内を追うように木の束に向かって行きます。足を上手に運びながら、木の束を登って行きました。何度か足を踏み外しながらもどうにか越えてしまったのです。

右の写真は、うーにーが「私はこんな所も越えられちゃうのよ、」ということをいう時のための記念写真です。


丸太の束を越えて歩いていると、標高がそこそこある急斜面なのに、水が湧いている所があり、その水の流れが道を崩してしまっていました。数日前に大雨が降ったので当然といえば当然なのですが、。そんな所では、人間達は斜面にへばりつくようにして恐る恐る進むのですが、うーにーは「なんでそんなに苦労しているの?」という感じで簡単に越えていきます。


次に私達を驚かせてくれたのは、私の身長くらいあるヘビでした。珍しくなだらかで幅の広い道を歩いている時、何やら棒のようなものが落ちているではありませんか。枝かな?、と思ったのですが、茶色ではなく黒、しかも少しツヤがあります。近づいて行くとヘビだったわけです。もう寒かったからか、全く動かず「死んでいるのかなと、」と思ったくらいです。ヘビが無傷でこんな場所で死んでいるわけもなく、さらに近づいて行ったら滑るように道を開けてくれました。ビックリしてしまってこの時は写真を撮る余裕がありませんでした。(残念)



さて右の写真は、車の所まで戻ってきて「さあ、帰ろうか、」といった時のうーにーです。
疲れてイヤイヤをしている子供みたいでした。体をベタンと地面に横たえ、何かを言えば目だけ動かして反応します。
この時、2時30分。今日は15分〜20分くらいの短い休憩を3回とっただけだったので、人間も疲れていました。うーにーのこの状態も納得。あとは家に帰るだけだからこれでもいいけど、、、、。(写真では分からないのですが、裏側がとっても汚くなっています。)



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