ホット・スポット

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「ホット・スポット」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
うーにーがなって初めて「こんなものがあるんだ、」と知りました。朝起きてみると、左の写真のようにハゲが出来ているのです。昨日の晩までは何ともなかったのに。

初めてなったのは1歳過ぎた頃だったと思います。獣医さんに連れていったら、「ホット・スポットですね。」と言われて「それなんですか? 何が原因なんですか?」ときくと、「こういう症状をそう呼び、原因は色々あります。アレルギー反応だったり、真菌であったり様々です。」とちょっと不満な答えでした。
「原因を調べる方法はあるのですか?」と聞くと、「見た感じ真菌ではなさそうです。アレルギーについては検査はありますが、多くの場合、ハウス・ダストなど、対応が困難なものが多いです。あまりに頻繁に、こんな状態になるようでしたら検査をしてみてはどうでしょうか。」といわれて納得しました。

家内は子供頃からアレルギーで、検査をした結果「ハウス・ダスト」がアレルゲンということでした。これには長い間悩まされていたようです。塵を少なくしようと掃除をすれば、その時に舞った塵で苦しんでしまい、どうしようも出来なかったということです。そんな話もあって、検査をすることはやめました。

ちなみに、私が以前住んでいた塵と湿気が凄まじい古いアパートに通ったら治ったようです。(今でもたまに苦しんでいますが、年に1回くらいです。)


原因が何だとか、そんなことは後回しにして、とにかくこのハゲを治すことを考えました。獣医さんから「ヒビテン」と呼ばれている消毒液を渡されて、「これで消毒してあげてください」といわれました。

さて、右の写真が1日目の写真です。分かりづらいですが、ハゲの表面をサラサラの白い膿が覆っています。これがある限り、うーにーはこれを舐めようとします。臭いを嗅いでみると、確かに独特の臭いがありました。
こいつが悪の根源だと決め付けた私は、消毒液を病院で指示された通りに希釈しこれで膿を拭き取るように消毒しました。少し時間が経つとうーにーが患部を舐めるので、同じことを繰り返しました。

左の写真は2日目。自慢の毛皮がハゲになってしまって落ち込んでいました。というのは冗談ですが、実際のところ痒くてイライラしていたと思います。出来るだけ、そんな思いをさせたくなくて、この日は1日に7,8回くらい消毒をしました。膿が浮いてくる度に消毒をしていたら、それくらいの回数になってしまいました。
消毒をしながらふと思ったのですが、次から次へと膿が出てくるとということは、消毒が不充分だということ?。だったらこんなに希釈せず、濃い目に希釈して使ってみたらどうだろう、と思いつきました。
そんなことをした結果、皮膚の状態がもっと悪くなることも考えられましたが、この時はホット・スポットに付きっきりでしたので、「悪くなり始めたらその時すぐに対応すれば大丈夫だろう。」と考えてやってみました。

希釈後の濃さは、この壁紙よりももっと鮮やかな色です。ちょっと恐かったのですが、消毒後、湿らせないように消毒液も完全に拭き取るので多少濃くても大丈夫みたいでした。
右の写真は4日目。右の端の方は少しカサブタみたいになってきました。広いところもカサブタになり始めています。


左の写真は5日目。半分以上がカサブタになり始めています。毛も生えています。
でも気を抜かずに、何度も患部をチェックし、消毒を繰り返しました。

右の写真は9日目。ほとんどカサブタになり、すでにカサブタが取れた部分もあります。
最後まで気を抜かず、患部を常にチェックし、必要に応じて消毒をします。最後の仕上げは、毛が抜けないようにカサブタを剥がすこと。固まりのまま剥がすと毛が抜けてしまうので、小さくボロボロにしてとりました。ボロボロにするときも力が入りすぎると毛が抜けてしまうので慎重にやりました。


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