1994年12月29日  神奈川のとある海岸

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うーにーは6ヶ月。
俗に5コマンドといわれるものもそこそこにできるようになった頃でした。
トレーニングの方法として、初めのうちはチョーク・チェーンを使う方法で
行なっていましたが、その後、オヤツを使う方法に変更し、
ちょうどこの頃、とても出来が良かった時期でした。

とにかくオヤツがあればいうことを聞いてくれる、
そんな時期でした、が、、、。

この写真は、帰り際に撮ったもの。
家内が持っているものが、うーにーにとって、
どんなオヤツよりも魅力的だったもの。

さて、何でしょう?    

(拡大写真)




年末の海辺は、ほとんど人気がない。
犬を遊ばせるには、最高!
(一応、リードは着けています。)


とりあえず、私とぶらぶらお散歩。ちょっと一休み

くわえているのは、         
落ちていたつぶれたボール。  
ここまでは、よかったのですが、、、。


この後、家内にうーにーを任せ、私は浜をぶらぶらしていました。
何気なく、閉鎖されている海の家の方へと足を向けると、
何やら激しい臭いが私を導びくではありませんか。

そこで私を導いたが冒頭の写真のもの。
それは、腐り始めた「ハコフグ」でした。クサヤのような腐乱臭。

おもしろ半分にうーにーに与えてみることにしました。
うーにーの目の前に置き一言「ヨシ」。

初めのウチは柔らかく噛み、私達から離れたところへ運んでいき調査をしていました。


 

「もうヒレは壊れたかな? 一応ふぐの仲間だから、内臓食べたら死んじゃうかな?」などと心配し、取り上げようとしたのですが、なかなか渡してくれません。


どうにか渡してくれたハコフグをチェックすると、形はしっかり残っていて、ヒレも取れていませんでした。その後は、「ハコフグ」をくわえっぱなし。大好きな乾燥レバーを目の前でちらつかせても知らんぷり。

段差の激しい岩場に連れていって、
少し高い所から恐々と波を見つめている時も、
その口にはしっかりと「ハコフグ」が
くわえられていました。

一番熱中した遊びは「ハコフグ探し」。砂の中に
埋めたハコフグを探すその姿は、まるで警察犬
の追跡訓練のようでした。

 
浜に落ちているもので、ハードルを作って飛ばせて
みました。その時もハコフグは放しませんでした。


得意気なうーにーと呆れ顔の家内。
  


この日、海からの贈り物「ハコフグ」で
        幸せになれたうーにーでした。

   もし歌が歌えるなら「♪わーれは、うーにの子♪」
       と鼻歌混じりで歌ったと思います。(失礼)

うーにーは、飽きてしまっていますが、
今でも、このハコフグは我が家の家宝です。


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