■ここにも犬好き

8月14日(その2)

14度のテラスからの景色
雨も降っているし、お昼なのでアロマテラスさんへ。
お店に着くと「室内に席を用意しておきました」と言って下さったが、(お盆なので)他のお客さんも来るでしょうから、と外にしてもらった。「寒いですよ。今14度ですけど、」と言われたが「その方がうーにーにいいですから」と雨の桧原湖畔を見ながらのテラスで食事をした。

今日は、イタリアから遊びに来ている(お店を手伝っている)ご家族の、お父さんとお嬢さんとお話をした。お嬢さんは、少しは日本が分かるし話せるが、ちょっと難しい単語になると説明に四苦八苦する。お父さんは英語が分かる(実は世界をまたにかけ大きな仕事している人らしい。)ので、身振り・手振り・(私の中学一年生以下の)英語で話をした。どうしてもダメな時は、日本人の奥さんに通訳をお願いした。

お父さんも大の犬好きだと判明。以前はシェパードを飼っていたが、現在はスパニッシュ・マスチフを飼っているとのこと。どちらも番犬として実際に働いてもらっている(いた)らしい。
スパニッシュ・マスチフとはちょっと聞いたことがない犬種なので、どんな風貌なのか聞いてみた。説明だけではいまひとつピンとこない私に業を煮やしたか、デジカメを持ってきて、その中に入っているデータを見せてくれた。北部スペイン(フランス国境近く。ピレネー山脈近く。)の犬で、ピレをマスチフ風にしたような犬だ(決して逆ではない)。写真で見る限り、毛は短毛みたいだ。二頭いて、70キロと75キロ、オデコからお尻までの長さは130センチとのこと。お手をされると人間の手のひらと同じくらいのパッドの大きさで振り下ろしてくれるので、支えるのに一苦労だそうだ。ヨダレも凄いらしい。

6月に来た時はまだ雛だったアヒル達
この犬種を選んだのはご主人。この犬種がどうしても欲しく、スペインまで買いにいったそうだ。
産まれる前から電話で予約を入れ、ブリーダーからの「そろそろ取りに来てください。」の連絡を受け、スペインへ。家を出る時に「ブリーダーがいい人だったらもらってくる。そうでなければキャンセルする。」と家族に伝え飛行機で向かったそうだ。現地について、ブリーダーさんと気が合ったようで、当然のように犬を持って帰ってくることに。もちろん飛行機で帰るのだが、子犬といっても10キロ以上、荷物扱いである。そのせいか、その子はすこし臆病になってしまったとのこと。そして次の子を迎えるときは、車で行ったそうだ。自宅のあるフィレンツェの街からその街までは、片道 1,750 キロ。途中一泊で走りきったという。その一泊したフランスの街もとても素敵な町で、食べて、歌って、踊って、というような話だ。
1,750 キロといったらどれだけのものか、ちょっと考えればどれだけ犬好きか分かる。ちなみに二頭とも雄だそうだ。以前、雄雌飼っていたときはシーズンの時に苦労して、それからは同性にしようと思ったということだ。
(以上、身振り・手振り・英語まじりの会話だったので間違っている箇所は多少あると思います。)


                  

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