Mさん と Jちゃん 27
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・さよなら Jちゃん
「MさんとJちゃん」の連載が終わってから15年が経ちました。
その後も、Mさんとは年に何回かやり取りがありますし、昨年は東京でお会いしました。
昨年お会いする前から Jちゃんの介護生活であることは聞いていました。
昨年の12月、「KさんとNちゃん」のNちゃんが旅立ってしまったこともあり、Jちゃんのことが気になっていました。それまでも衰えてきていることは聞いていたのですが、その12月にはとても衰えてきているとのことで、私も落ち着いてはいられませんでした。
そして、今年(2016年) 3月の中旬に、「お久しぶりです。今月の頭にJが旅立ちました。」から始まるメッセージが届きました。
介護生活になっても、ご家族、親せきなど多くの人がJちゃんの世話をしてくれたことも聞いていましたが、最期まで多くの方に可愛がってもらったようです。
前回、2001年の「最後に」では、以下のように書きました。
最後に
Mさんは、戸惑っているかもしれません。
雑誌などに書かれている「模範犬」とはちょっと違う
Jちゃんと暮らしながら「本当にこれでいいの?」と。
私が教えることは、教科書通りの犬をつくることでも
よく命令を聞く犬をつくることでもありません。
ましてや、資格を取ることでもありません。
一緒に暮らして(「幸せにしてくれる」と書くと大袈裟
なので)邪魔にならない、人間社会のルールを理解し
身につけている犬にすることです。
つまり、家庭犬として最低限のことです。
今風に書けば「家族として」と呼ぶに相応しい程度の
コミュニケーションをとれる程度のしつけです。
01.10.1
2001年当時、私が目指す犬をどう表現するのが適当か悩んでいましたが、今は短く表現できます。
愛される犬
年老いて動くことが困難になっても、多くの人に可愛がられる犬。
Jちゃんのような犬が当たり前になり、犬との暮らし、その他コンパニオン・アニマルとの暮らしが、世の人々に理解されることを、私は願い続けています。
16.12.22
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Jちゃん、ありがとう
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