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(最終更新日 2022年10月 29日 )
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英国シュルター 見学記

2000/04  あふたぬんてぃ〜さん より


国内 海外 お絵描き


案内をしてくれた S氏 と会っての第一印象は「この人“犬と話せる人”かも」でした。
私がそう感じる相手はそんなにいる訳じゃなくて、今のところアメリカでは、3人、日本では、1人・・・ぐらいかな? 私がそう感じたからどうだってことでもないんだけど、とにかく珍しい感じのする人でした。(私にとって、)
でも、犬を“知っている”人がスタッフかどうかってのは、ポイント大きくない?
私達の案内の途中でも、S氏 を見つけて「えっへっへ」と、フェンスに駆け寄ってくる子達に、S氏 は名前を呼んで「いい子ね」と声をかけて、そうすると「たまらん!」って感じの、うれしそ〜な顔してた。

私達を見て吠えた子達は、きちんと叱られていました。
2頭で一つの犬舎にいる子達で、私達を見て吠えている内に興奮したのか、ケンカになりそうになったのがいたんだけど、That's enough! と、ちょっと強めの口調で言って、外のランに出していました。すぐ止まった。


“動物愛護”と言うけれど、やっぱり夏休み後とクリスマス休暇後が忙しいと言っていたところを見ると、日本と同じように流行で犬を買って、いらなくなったからポイってのもたくさんいるってことなんだろうな、と。人間は、やっぱり人間か・・・。

子犬専用犬舎があって、他の犬舎よりも暖かく(赤外線で)してありました。
食事も、内容・量・回数を、それぞれの犬に(大まかに)合わせているそうです。
基本的には、ドッグフードをふやかしたもの。食器は、感染を防ぐためにステンレス製を使うと言っていました。犬のサイズや健康状態に合わせて、ベッドの高さが違いました。

犬を連れて来た“元”飼い主とのインタビューが、細かい。「何故、手放すことになったか」なんてのは当たり前で、その犬の性格分析をするための質問事項がズラ〜!!
連れて来られる原因の多くは、人間側では子供が産まれたとかアレルギーとか、いろいろみたいだけど、犬側では社会性の欠如と攻撃性ってのがすごく多いそうで、そのために幼犬期の体験(対 犬・子供・他の動物・その他)、家族(全員。子供も含む)に向けられる犬の態度(食べ物に関して・おもちゃに関して・グルーミング時の状態・その他)とか、とにかく細かく聞くんだそうです。
(スタッフも勿論、引き取ってからずっと観察を続けるそうですが。)

シェルターに連れて来られる理由の中で多いもの、もう一つが“留守番ができない。”
共働きの家も増えているので、留守中に家が破壊されて、困った挙句・・・ってのが多いって言ってた。
これは聞いた訳じゃないけど、要は正しい飼い方をしてないってことだと思うな。分離不安だって、運動不足だって、結局はそういうことでしょ?

それから〜、引き取った犬の半数近くは、野良犬だって。野良犬という言葉は正しくないけど・・・。だって“野良犬”っていう種がいる訳じゃないからさ。(こだわるなって?)


元飼い主とのインタビュー終了後、一時預かりのお部屋にいて、そこから最初に行くのが、手術室。避妊・去勢だけでなく、腰の悪い子やら足の悪い子やらいろいろ来るんだそうで、まず手術をして、駆虫をして、健康な状態を作ってからそれぞれの犬のプログラム(リハビリとか、いろいろ)に沿って、それぞれの犬舎に移すと言っていました。

“新しい飼い主を待つ”状態になった子達は、オスメス別々に、上限頭数6頭までの広い芝生のランに出されます。夜は、犬舎。新聞紙をシュレッダーしたものがベッド。汚れた部分を変えていって、週1でそっくり交換だそうです。
社会化が不完全だった子達で、他の犬と一緒には出せない子達の場合は、“条件付き”で、新しい里親を探すそうです。(他に犬はいない家、とか)
この段階に行くまでにかかる時間は、それぞれ違うそうです。“リメイク”が必要な子もいるし(社会化の欠如・攻撃性の高さから、家庭犬として不適合とみなされた子は安楽死という場合も勿論あり。攻撃性の他にも、ケガで苦しんでいる場合もあるので。)
健康状態が回復したらすぐ、ランに出られる子もいるそう。

日本のように決められた時期がくると・・・というのはないと言っていました。
「今いる、一番長い子でもうすぐ1年。いい家庭犬になれる子だから、いい家が見つかるまで置いておく。」って。

サービスドッグのトレーナーに引き取られて行った犬達の写真が、廊下にズラッと飾ってあった、そう言えば。トレーニングはしてみたけど、サービスドッグとして不適合ってなると、また再び、シェルターに戻って来て、家庭犬として育ててくれる家を探すんだって。

そういう“選別”をきっちりやれるスタッフがいるってのは、当たり前のようだけど、そうじゃなかったりするからなぁ・・・。
S氏 は多分、大丈夫。案内しながらも、良く犬を見てた。
グレイハウンドにしつこくケンカを売られているロットの雑種がいて、一見、グレイハウンドの方が優勢だったんだけれど、「もう1プッシュされたら、あの子は黙ってる子じゃないから。」と、他のスタッフに
二頭を離すよう、指示していました。


犬だけで常時200頭ぐらい、他にも猫・小動物・馬や鹿や羊などの大動物も収容しているところでした。
馬は背中を痛めて乗馬に使えなくなったっていうのとか、鹿で、牧草地を手放したから飼えなくなったっていうのとか(ペットの鹿ってのもすごいよね。首輪してた。)、羊で、屠殺場から逃げ出して来たっていうのとか、いろいろいた。(羊が“逃げて来たんです!”って言ったのかなぁ?気になる・・・。)
馬はけっこう何頭もいたよ〜。皆が皆、背中を痛めたのかどうかは、知らないけど。
シェルターの敷地内に馬場があって(室内)、オビディエンスのクラスに使ったり(やってるのは夕方だって言うから、見学できなかったけど)、馬のリハビリに使ったりしてると言っていました。


イギリス内に、大きな(そして充分な運営がされている)シェルターは5つぐらいだけど、他にも小さなところや、怪しげなところも合わせれば、何十という数になるそうです。
政府の援助なしで、寄付とイベントによる収益だけで運営しているそうです。引き取った時に、元飼い主に寄付を呼びかけると言っていました。


もう一個思い出した。日本のシェルターと違って(アメリカもそうだけど)純血種がたくさんいる。(ボーダーがいっぱいいた。)
ミックスも、日本は日本犬のミックスが多いけど、見るからに洋犬ミックスが多いよね。(アタリマエ?でも、ロットとドーベルのクロスとか見ると、おお!さすが!!と思ってしまうんだもーん。)

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