暖かくなり始めた三月上旬の平日に利用。もう雪なんか降らないだろうな、と思ったら（天気予報では雨さえ降らないといっていた）、なんと激しく雪に降られてしまった。
チェックインするまで、海洋公園に行こうと思っていたが、この雪では外を歩くことは出来ない。
仕方なく、店内犬ＯＫの店を探すが、パーティーやっていたり、お休みだったり。雪が舞う伊豆高原をウロウロしていたら二時を過ぎてしまった。結局、何処にも寄ることなくチェックインすることにした。

宿に向かうと雪化粧した大室山が、雪が舞う向こうに見える。
チェックインは三時から。宿に着いたのは、まだ 2:45 だったが（たぶん忙しい時期ではないからだと思うが）早めのチェックインを許してくださった。

この宿は、各部屋の入口が独立しているモーテル・タイプ。部屋の前に車を止めるので荷物が運び易い。雪が降っていたこともあるので、とても良かった。
部屋に入った一瞬「古い建物の香り（？）」を感じたが、すぐに気にならなくなった。

荷物を運び終わった頃、雪はやみ、晴れ間さえ出てきた。晩ご飯は外食することになっていたので、改めて散歩に行くことも考えたが、たぶん地面はぬかるんでいるだろうし、時間も半端なのでどうしようかと思っていると、部屋の電話が鳴った。宿の人が「よろしければダイニングでコーヒーでもどうですか？」とコーヒーのお誘い。

ダイニングに行くには一度外に出て、建物をぐるっと周わらなければならない。ちょうど雨がやんだからいいが、雨が降ったら面倒だなと思った。（これは宿の人も気にしていた。）
ダイニングと書かれた入口を入り、奥の座敷のようなところに腰をおろすと、奥さんがコーヒーを持ってきてくれた。
そしてこちらの、まだ三ヶ月のシーズーたちとその親も出てきた。親や兄弟と一緒にいるだけあって、本当の甘噛みができる。全然歯が当たらない。面白がって、口に手が入った時にわざと手を動かしたら、乳歯が当たった。当たれば痛い。
そんな状態で、普通の飼い主さん同士の会話をした。シーズーだけで６頭、犬はその他に３頭、そして猫もいるらしい。なかなかの大所帯だ。

ベッドルームは３つのベッドでいっぱい ベッドやソファーにはカバーが

オフシーズンの平日とはいえ、忙しい中、相手をしてくれてとても嬉しかった。（後から分かったことだが、この日のお客さんは我が家だけとのこと。）

さて部屋ですが、ドアを開けるとリビング。そこにソファーやテレビがある。奥がベッドルーム。リビングにあるソファーも奥にあるベッドも合皮のカバーが掛かっている。リビングには、ソファー以外に小さなテーブル二つ、椅子が二つ、大きなテレビなどがあり、フリースペースが想像していたよりも少なかった。
ベッドルームには、三つのベッドが並べられている。我が家としては、ベッドを二つにして、フリースペースを増やしてもらえると、大型犬＋猫連れには嬉しいと思った。

トイレとお風呂は別。洗面 兼 脱衣所に入るのに（一応目隠しがあるが）ドアはない。
洗面は幅が広く使い易い。犬のトイレはここに置いてある。
お風呂は、洗い場が広く、湯船も深さがある。
　

	（お風呂場）洗い場は広く、湯船は深い。追い炊きできないのは残念だが、入ろうと思える。照明が暗めで、窓がステンドグラスなのが暗く感じてしまった。

　
一番奥の部屋を利用したが、その向こうは３０ヤードのドッグランとなっている。雪が降ってしまったこともあり、利用しなかったが、これだけでもあると嬉しい。
（利用しないでのぞいただけだが）ドッグランの中に小さなログハウスがある。数人が入れるくらいの大きさで、飼い主同士がくつろぐ場所として使って欲しいとのこと。
中には、椅子やソファーが置かれていた。それとは別に小さいながら座敷もあった。足拭きタオルも用意されていた。

犬のウンチはトイレに流さないでくださいとのこと。部屋の外に専用の入れ物がある。


晩ご飯（2,500円）は外食にしたが、朝食（1,500円）はお願いした。
朝食もダイニングにて。犬猫同伴ＯＫ。昨日コーヒーをいただた大きな低いテーブルでいただく。
完全な和食。御飯も魚（金目の干物）も美味しい。ペンションというと決まりきった食事を想像してしまうが、ここの食事は予想外に美味しかった。小鉢が多いが、皿やお椀の数を数えたら１０あった。前の晩の外食で食べ過ぎてしまって、この皿数を見た瞬間は「食べられるかな？」と心配になりましたが、美味しく完食させていただきました。
食後は、コーヒーが出てきました。

朝食の後も犬の話しをちょっとした。このような仕事をしていると多忙だとは思いますが、犬たちのために色々と勉強されているようです。うーにーのためになる話も聞けた。


１０年くらい前、オーナーさんが多頭飼いで、お客さん同士のコミュニケーションを推奨する宿は、好きになれないことがほとんどでしたが、ここは、また来ようと思う宿でした。