■ 「おばま」って?
昨年2014年に、我が家にやってきた猫の名前です。

2011年3月11日の大地震により原発災害が起き、人間が避難を余儀なくされた地域(現:帰還困難地域、旧:警戒地域)に暮らしていたとおもわれる猫。
2012年9月22日、環境省による一斉捕獲で保護されて、以後福島県の三春町にある施設(通称:三春シェルター、正式名称:福島県動物救護本部・被災動物管理センター)で暮らし、2014年7月12日、東京の我が家にやってきました。

オスの成猫。2012年の捕獲当時、5歳くらいだろうと記録されていましたので、現在8歳くらいと推定されます。人間だったら、四十代後半でしょうか。おっさんです。
三春シェルターで去勢手術済み。我が家に来た当時の体重は6キロ以上ありましたが、現在は4キロ半くらい。

黒白茶の毛が入り交じった、不思議な柄の猫です。背中は比較的地味な黒っぽいキジ猫ですが、脇から腹にかけて茶色くなり、腹は白い部分もあり長毛でふかふかしているようですが触ることは出来ません(怪我します)。前脚には、サバ柄っぽい模様の入った黒いブチ。そして、四本の脚先は白いソックス。
おばまづくしのパネルポストカードを見てください。
胴長短足。大きな前足と強い爪は、愛らしさと同時にたくましさも感じさせます。この手で軽く握ってくれると…、どうなるかはどんどん読み進めていくとわかります。

「おばま」という名前についてですが。
一斉捕獲のように多くの犬や猫が入ってくるときは、ゆっくり名前を考えている余裕もないそうで、なぜ「オバマ」(三春シェルターにいた当時はカタカナ)とつけたのか、スタッフも覚えていないそうです。

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